
荻窪から池袋まで、都心の主要駅をまっすぐ結ぶ東京メトロ丸ノ内線。都内区間には赤坂見附・国会議事堂前・霞ケ関・銀座・大手町といった官庁街やオフィス街、繁華街の駅もあるけど、そこは住む場所というより働く街。だからこの記事では、実際に「住まい」として選ばれる都内の23駅にしぼってランキングにしたんだ。「全23駅」なのはそういう理由だよ。
この23駅を都心アクセス・運賃コスパ・本数・乗り換え・家賃・買い物・子育て・治安・将来性の9項目×10段階の同じ基準で採点してランキングにしました。「速さで選ぶ」「安さで選ぶ」「治安で選ぶ」——目的別の選び方も最後にまとめています。
東京メトロ丸ノ内線 住みやすい駅ランキング 全23駅
丸ノ内線の都内23駅を、都心アクセス・運賃コスパ・本数・乗り換え・家賃・買い物・子育て・治安・将来性の9項目×10段階で採点し、総合点順に並べました。全駅を同じ基準で見ているので、路線内での位置づけがそのまま分かります。
| 順位 | 駅名 | 総合 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東京 | 8.7 | 新幹線から地下鉄まで集まる日本最大のターミナル。都心アクセスと買い物は満点クラスだが家賃は最高水準。 |
| 2位 | 池袋 | 7.9 | 8路線が集まる巨大ターミナルで買い物・娯楽が桁違い。丸ノ内線の起点で座って都心へ向かえる。 |
| 3位 | 新宿 | 7.8 | 世界有数の乗降数を誇る一大ターミナル。あらゆる方面へ乗り換え自在で商業も充実、家賃は高め。 |
| 4位 | 荻窪 | 7.6 | 丸ノ内線の西の起点でJR中央線も使えるダブルアクセス。始発で座れて商店街も充実。 |
| 5位 | 新宿三丁目 | 7.2 | 副都心線・都営新宿線も使える3路線ハブ。伊勢丹など買い物環境は路線屈指。 |
| 5位 | 後楽園 | 7.2 | 南北線と同一駅、春日で三田線・大江戸線にも連絡する実質4路線。ドームシティの娯楽も駅前。 |
| 7位 | 中野坂上 | 7.1 | 都営大江戸線との2路線で新宿約3分。パチンコ・風俗規制で治安が良い。 |
| 7位 | 本郷三丁目 | 7.1 | 大江戸線との2路線で大手町約5分。東大・順天堂の学術街で治安も良い。 |
| 9位 | 茗荷谷 | 7.0 | お茶の水女子大・筑波大附属が集まる文京区屈指の文教高級住宅地。子育て・治安が抜群。 |
| 9位 | 新中野 | 7.0 | 新宿約5分の好立地に鍋屋横丁商店街とスーパーが充実。閑静で治安も良い。 |
| 9位 | 南阿佐ケ谷 | 7.0 | 杉並区役所・警察署が駅至近で商店街も充実。新宿約11分で家賃は手頃。 |
| 12位 | 淡路町 | 6.9 | 大手町3分・多方向へ乗換可のハブ。ワテラスで買い物環境も向上したオフィス街。 |
| 13位 | 新高円寺 | 6.8 | 新宿約9分でルック商店街や善福寺川緑地が魅力。JR高円寺前より静かで家賃も手頃。 |
| 13位 | 東高円寺 | 6.8 | 蚕糸の森公園が駅前で新宿約7〜8分、始発に近く座りやすい。家賃も抑えめ。 |
| 13位 | 方南町 | 6.8 | 支線始発で座って新宿へ直通。方南銀座商店街と杉並の治安、沿線でも手頃な家賃。 |
| 13位 | 四ツ谷 | 6.8 | JR中央・総武線と南北線も使える3路線で都心至近。落ち着いた住宅街だが家賃は高め。 |
| 17位 | 西新宿 | 6.7 | 新宿1駅・大手町直通の都心立地。新宿中央公園と東京医大病院が近いが家賃は高い。 |
| 17位 | 新宿御苑前 | 6.7 | 新宿2分の好立地なのに御苑が近く静か。ヨークフーズもあり生活利便が高い。 |
| 17位 | 四谷三丁目 | 6.7 | 新宿・大手町どちらも直通で荒木町の飲食街が楽しい。落ち着いた住宅街だが家賃高め。 |
| 17位 | 新大塚 | 6.7 | 文京区では家賃が抑えめの穴場。JR大塚・有楽町線東池袋も徒歩圏で池袋も至近。 |
| 21位 | 中野新橋 | 6.6 | 支線で新宿約7分、花街の名残ある商店街が魅力。沿線最安級の家賃で治安も良い。 |
| 22位 | 中野富士見町 | 6.4 | 沿線最安級の家賃と静けさが魅力。新宿約8分だが大型商業は乏しい。 |
| 23位 | 御茶ノ水 | 6.3 | 大手町至近で複数路線に乗換可の学術・医療の街。住宅は少なくオフィス色が濃い。 |
上位3駅はなぜ強いのか
ランキング上位に共通するのは「複数路線が集まるターミナルの力」です。1位の東京はJR各線や新幹線が集まる日本最大の駅で、都心アクセスと買い物がともに満点クラス。2位の池袋、3位の新宿も同様に、乗り換えと商業の圧倒的な充実度が総合点を押し上げています。
ただし都心の主要ターミナルほど家賃が高いという明確なトレードオフがあります。東京・池袋・新宿はいずれも家賃の評価が伸びず、住居コストは路線でも最高水準です。点数の高さは「住みやすさ」そのものではなく「街の総合力」を表していると考えてください。予算を重視するなら、この後の目的別の選び方も合わせて見てほしいです。
目的別|あなたに合う駅の選び方
総合点だけでなく、「何を重視するか」で選ぶとハマる駅は変わります。目的別のおすすめをまとめました。
🚄 とにかく速く都心に出たい
丸ノ内線は全列車が各駅停車ですが、都心の主要駅へは一直線です。新宿へ最速なのは中野坂上(約3分)や新中野(約5分)。大手町方面へは淡路町(約3〜4分)や本郷三丁目(約5〜6分)が近く、始発から座りたいなら西の起点・荻窪や支線始発の方南町が有利です。
💰 家賃を抑えたい
1Kの相場でいちばん手頃なのは南阿佐ケ谷(9.3万円)・新高円寺(9.9万円)といった杉並側と、方南町(10.4万円)・中野富士見町(10.8万円)・中野新橋(10.9万円)の支線各駅です。逆に西新宿(13.3万円)・新宿御苑前(15.2万円)・淡路町(14.2万円)など都心側は高く、5万円前後の開きがあります。
🛡 治安を重視したい
治安の評価が高いのは、名門校が集まる文教地区の茗荷谷(治安9)です。杉並区の南阿佐ケ谷・新高円寺・東高円寺はひったくりが23区でも少ない落ち着いた住宅街。中野坂上はパチンコ・風俗の出店規制エリアで治安が良く、支線の中野富士見町・中野新橋も繁華要素が少なく夜も静かです。
🛒 買い物環境を最優先したい
大型ターミナルの新宿・池袋は百貨店から量販店まで揃い買い物環境は路線最強クラス。新宿三丁目は伊勢丹・マルイが徒歩圏です。日常使いなら新高円寺のクイーンズ伊勢丹、新中野のサミットや鍋屋横丁商店街、南阿佐ケ谷のパールセンターなど、商店街とスーパーが充実した駅が便利です。
👨👩👧 子育て・教育で選びたい
教育で選ぶなら茗荷谷が筆頭です。お茶の水女子大・筑波大附属など名門校が集まり、教育の森公園など緑も豊富で子育て評価は路線トップ。本郷三丁目も東大を中心とした学術街で治安が良く、蚕糸の森公園が駅前の東高円寺、善福寺川緑地が近い南阿佐ケ谷もファミリーに向いています。
🔀 乗り換えの自由度がほしい
乗り換えの自由度が高いのは、南北線と同一で春日から三田線・大江戸線にも通じる後楽園です。新宿三丁目は副都心線・都営新宿線、中野坂上は都営大江戸線、本郷三丁目も大江戸線が使えます。四ツ谷はJR中央・総武線と南北線、淡路町は都営新宿線・千代田線・JRへ乗り換えられます。
東京メトロ丸ノ内線の特徴|全駅各停の分かりやすさと、東の都心・西の杉並という住み分け
この路線の最大の特徴は全列車が各駅停車で、優等種別がないことです。荻窪・池袋の両端から新宿・東京・銀座・大手町といった主要駅へ乗り換えなしで一直線に結ばれ、時刻表を気にせず乗れる分かりやすさがあります。朝は混み、最混雑区間は新大塚→茗荷谷で、混雑率は国土交通省の2024年度実績で146%です。
もうひとつの特徴が、東の都心側と西の杉並側で街の性格がはっきり分かれることです。都心オフィス寄りの西新宿・新宿御苑前・淡路町は1Kで13〜15万円と家賃が高め。対して杉並側の南阿佐ケ谷・新高円寺・東高円寺や方南町支線は1Kで9〜10万円台と手頃で、商店街の生活利便も高いのが魅力です。
運行面では方南町支線(方南町・中野新橋・中野富士見町)が2019年に6両化され、池袋・新宿方面への直通運転が始まりました。本数は本線よりやや落ちますが、支線始発で座って通勤でき、方南町・中野富士見町は1Kで10万円台前半と家賃が手頃なのが強みです。
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まとめ|丸ノ内線は「都心のターミナル力と、杉並・支線の手頃さのどちらを取るか」で選ぶ路線

丸ノ内線の都内23駅を9項目で採点した結果、1位は東京(8.7点)、2位は池袋(7.9点)、3位は新宿(7.8点)となりました。上位に共通するのは、複数路線が集まるターミナルの都心アクセスと買い物の強さです。
ただしこの路線の使いどころは上位だけではありません。9位の茗荷谷は文京区屈指の文教地区で子育て・治安が抜群、杉並側の南阿佐ケ谷や新高円寺、方南町支線の各駅は1K9〜10万円台と手頃です。都心の東側は高く、西側の杉並・支線は手頃という住み分けが丸ノ内線の魅力です。
点数の高さだけで選ばず、「都心のターミナル力をどこまで求めるか」「家賃と街の落ち着きをどう取るか」で絞り込む。それがこの路線を使いこなすいちばんの近道です。気になる駅が見つかったら、ぜひ個別の記事も読んでみてください。