
東京でマンションを買うなら、総合1位は「新橋」
東京在住のもんじろうが、東京都内の駅を9項目×10段階で本音採点。そのうち駅近の利便と資産性(将来性・再開発・乗り換え利便)を重視して、マンション購入におすすめのBest5を選びました。
✅ 再開発の将来性で選ぶなら新橋・有楽町・中野
✅ 乗り換え利便と街のブランドなら飯田橋・恵比寿。各駅名から詳しいレビューに飛べます。
マンションを買うという判断は、住まいを決めると同時に、数千万円から1億円超の資産をひとつの街に預けるということでもあります。だから戸建てとは見るべき場所が違う。駅から何分か、路線は何本使えるか、10年後にその街は今より良くなっているか。この記事では、東京都内の駅を1駅ずつ採点したデータをもとに、「駅近」と「資産性」の2軸で購入候補になる5駅を選び、それぞれの中古マンション70㎡の相場まで具体的に示します。
※ 総合点・各項目評価は各駅レビュー記事の9項目採点にもとづきます。採点ルールは駅の住みやすさ10段階評価の基準に準拠。相場は2026年7月時点の目安です。
マンション購入の駅選び、本当に見るべきポイント
マンションは「住む場所」であると同時に「売れる資産」です。住み心地だけで選ぶと、10年後に売却や住み替えを考えたときに身動きが取れなくなります。見るべきは次の5つです。
- 駅からの距離:徒歩7分以内かどうかで、中古市場での動きやすさがはっきり変わります。
- 乗り換え利便・路線数:複数路線が使える駅は、勤務先が変わっても住み続けられる=買い手の母数が大きい。
- 再開発・将来性:今より街が良くなる計画があるか。ただし計画は変更・中止もあるため、確定度合いの見極めが要ります。
- 街のブランド:住みたい街としての知名度は、景気が悪い局面での下支えになります。
- 価格水準:70㎡の相場を知らずに買うと、割高な物件をつかみます。
このランキングは総合点をそのまま高い順に並べたものではありません。9項目のうち「将来性・再開発」「乗り換え利便」と、駅近で暮らせるかどうかを軸に選び直したBest5です。住みやすさの総合点が高い駅と、資産として強い駅は一致しません。各駅には総合点も併記しているので、そのズレも含めて判断材料にしてください。
東京でマンション購入におすすめの駅ランキング Best5
🥇 1位 新橋駅(港区・JR山手線/京浜東北線/東海道線/横須賀線/東京メトロ銀座線/都営浅草線/ゆりかもめ)

新橋を1位にした理由は、乗り換え利便10点という交通の圧倒的な厚みと、いま進行中の駅前基盤整備です。鉄道7路線に加えて東京BRTや都営バスが乗り入れ、銀座・虎ノ門・霞が関に隣接し、羽田空港・東京駅・臨海部のいずれにも直結する。これだけの結節点は東京でも数えるほどで、勤務先が変わっても住み替えを迫られないという意味で、資産としての底堅さが違います。
東京都は新橋駅周辺の基盤整備方針として、滞留空間の拡充、歩行者動線と車両動線の分離、歩道幅員の改善、高架下の刷新、緑の増設、桜田公園の再整備を進めており、虎ノ門・内幸町・築地の開発とも連携する計画です。SL広場周辺の再編が進み、「サラリーマンの街」から「歩いて楽しい街」への転換が現在進行形で起きています。中古マンション70㎡の相場は約1億3,700万円台と今回の5駅でも高い水準で、1Kの家賃相場は16万円台。西新橋・東新橋(汐留)アドレスは坪単価が平均700万円〜900万円超のハイエンド市場です。なお治安・安全は5点と繁華街らしい弱点があるため、物件選びでは飲食店密集エリアからどれだけ離れているかを必ず確認してください。
🥈 2位 中野駅(中野区・JR中央線/総武線/東京メトロ東西線)

中野は、今回の5駅で唯一「これから駅そのものが造り替わる」タイミングにある駅です。西口改札を備えた橋上駅舎と南北通路が2026年末に完成予定、西口直結の駅ビルとなる商業施設は2027年度の開業予定。線路で南北が分断されていた不便が解消され、駅の使い勝手が根本から変わります。中野四丁目新北口駅前地区の土地区画整理事業は施行地区面積約5.2ha、事業完了は2029年度の予定です。
ただし、購入判断で最も重要な点は正直に書きます。中野サンプラザを含む新北口駅前エリアの市街地再開発事業は、2024年10月に事業者が施行認可申請を取り下げ、中野区も2025年3月に基本協定の解除を表明しました。ランドマークとなる大規模複合施設の計画は現時点で白紙で、次の計画の行方を見極める必要があります。とはいえ駅舎・駅ビルの整備は別事業として進行中で、中野の交通利便が上がること自体は変わりません。中古マンション70㎡の相場は5,500万〜6,500万円と、今回の5駅で圧倒的に手が届く水準。1Kの家賃相場は8万〜12万円、家賃の手頃さ6点も5駅で最高です。都心3区の1億円台には手が出ないが、再開発の伸びしろを買いたいという層には最も現実的な選択肢です。
🥉 3位 飯田橋駅(千代田区/新宿区・JR中央線/総武線/東京メトロ有楽町線・東西線・南北線/都営大江戸線)

飯田橋の資産性を支えているのは、5路線が集まる乗り換え利便9点です。JR中央・総武線に加え、東京メトロ有楽町線・東西線・南北線、都営大江戸線が使え、大手町・永田町・銀座・新宿のどこへも短時間で出られます。勤務先が都心のどこに変わっても住み続けられる駅は、売却時の買い手の裾野がそれだけ広いということ。マンションの流動性という観点では、これが最も効く要素です。
街の実際も充実しています。駅から徒歩1分の複合施設「飯田橋グラン・ブルーム」内には商業ゾーン「飯田橋サクラテラス」があり、レストラン16店とショップ・サービス11店が入居。日常の買い物から外食まで駅前で完結します。隣接する神楽坂の落ち着いた街並みと石畳の路地が生活圏に含まれるのも、この駅ならではの価値です。中古マンション70㎡の相場は約1億2,500万円〜1億3,100万円、1Kの家賃相場は10万円〜14万円。都心の中でも文教的で静かな性格を持つエリアなので、繁華街のリスクを避けつつ都心のマンションを持ちたい層に向きます。
4位 恵比寿駅(渋谷区・JR山手線/埼京線/湘南新宿ライン/東京メトロ日比谷線)

恵比寿の資産性は、再開発ではなくブランドの持続力から来ています。住みたい街ランキングで長年上位を占め続けており、この知名度は不動産市況が冷え込む局面で買い手がつきやすいという形で効いてきます。駅直結のアトレ恵比寿、スカイウォークでつながる恵比寿ガーデンプレイスがあり、買い物・生活利便9点。商業の利便がありながら街並みが整い、落ち着いた雰囲気が保たれている点が、単なる繁華街との決定的な違いです。
交通はJR山手線・埼京線・湘南新宿ラインに東京メトロ日比谷線が加わり、都心アクセス10点。バス便も充実しており、都内のどこへ出るにも困りません。中古マンション70㎡の相場は約1億3,800万円と今回の5駅で最も高く、1Kの家賃相場は11万円〜14万円。将来性・再開発は6点と5駅の中では控えめで、これは街がすでに完成しているという意味でもあります。伸びしろを買うのではなく、値崩れしにくさを買う駅——そう理解すると位置づけがはっきりします。飲食店が多いぶん治安・安全は5点なので、物件は駅から少し離れた住宅地側を選ぶのが定石です。
5位 有楽町駅(千代田区・JR山手線/京浜東北線/東京メトロ有楽町線)

有楽町は、大手町・丸の内・有楽町(大丸有)エリアの一角として、三菱地所が長期で街づくりを進めている駅です。将来性・再開発8点の根拠は具体的で、有楽町ビル・新有楽町ビルの建替計画が動いており、解体工事は2026年8月に完了予定。東京国際フォーラム、ザ・ペニンシュラ東京、二重橋ビルといった整備がすでに済んでいる一方、古いビルもまだ残っており、街としての伸びしろが実際に残っています。エリア全体では東京駅前の「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」に続き、2027年度に「Torch Tower」の竣工が予定されています。
住む場所としては、銀座に歩いて出られ、皇居外苑や日比谷公園が生活圏に入るという都心屈指の環境です。山手線・京浜東北線・有楽町線が使え本数・混雑10点、東京駅も徒歩圏。中古マンション70㎡の相場は約1億300万円台、1Kの家賃相場は15万円台です。住宅供給そのものが少ないエリアなので、出物が限られるぶん希少性が価格を支える構造。治安・安全5点は繁華街に隣接するがゆえの評価で、購入時は棟の向きと周辺の用途地域を確認しておくと安心です。
マンションを買う人でも、重視するものは人それぞれ
ランキングは目安です。「伸びしろ」「値崩れしにくさ」「予算」のどれを優先するかで、選ぶべき駅は変わります。目的別の選び方をまとめました。
🏗 再開発の伸びしろを買うなら
駅前基盤整備が本格化する新橋、ビル建替が動く有楽町、そして2026年末に橋上駅舎が完成する中野。中野はサンプラザ跡地の計画が白紙化している点を織り込んだうえで判断してください。
🚉 乗り換え利便で買い手の裾野を広げるなら
7路線が集まる新橋と、5路線が使える飯田橋。勤務先が変わっても住み続けられる駅は、売るときにも買い手が見つかりやすいという単純な原理です。
💎 値崩れしにくさを最優先するなら
住みたい街ランキング上位の常連である恵比寿が本命。再開発の伸びしろは6点と控えめですが、それは街がすでに完成している証拠でもあります。
💰 予算1億円以下で都心圏を狙うなら
中古マンション70㎡が5,500万〜6,500万円の中野が現実解。次点で約1億300万円台の有楽町ですが、価格帯は倍近く違います。
各路線の全駅ランキングも参考にどうぞ:JR山手線/JR中央線。
気になる駅が決まったら(新生活の準備)
住みたい駅のイメージが固まったら、物件探しと、電気・ガス・ネットの手続きも早めに動いておくとスムーズです。
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まとめ|東京でマンションを買うなら「路線の本数×10年後の街」で決まる

1位新橋は7路線と基盤整備で資産性が最も厚く、2位中野は5,500万〜6,500万円という価格で再開発の伸びしろを買える駅。3位飯田橋は5路線の流動性、4位恵比寿はブランドによる値崩れしにくさ、5位有楽町は大丸有エリアの希少性が武器です。中古70㎡の相場は中野の5,500万円台から恵比寿の約1億3,800万円まで倍以上の開きがあり、どのレンジで戦うかを先に決めることが失敗を防ぎます。
そして忘れてはいけないのが、再開発の計画は変わるということ。中野サンプラザ跡地のように、白紙に戻ることも現実に起きています。将来性は「あれば加点」であって、それだけを理由に買うものではありません。まずは気になった駅のレビューで、いまの街の実力を確かめてください。
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