
八王子市の支援制度、ざっくり言うと
八王子市の目玉は「居住環境整備補助金」です。バリアフリー・耐震・台風対策・省エネ・長寿命化に加えて、分譲マンションの止水板設置(上限50万円)や共用部のLED化(上限50万円)、ワークスペースの設置まで10のメニューが1つの補助金にまとまっています。
★雨水浸透施設の設置補助は9割・上限40万円と補助率が突出しています。雨水タンクも2分の1・上限25,000円。丘陵地と山間部を抱える市らしい制度です。
★耐震診断の対象が平成12年5月以前の建築まで広がりました。多くの自治体が昭和56年5月以前で止まっているなか、八王子市は令和7年度から対象を拡大しています。
★「定住促進奨学金返還支援事業」は令和7年度で新規募集を停止しました。市は「定住促進施策の再構築を進める」としています。また学校給食費の無償化については、市公式サイトに制度の説明ページが見当たりませんでした(後述)。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の八王子市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、八王子市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、八王子市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏠 居住環境整備補助金(★1本で10メニュー)
木造住宅の耐震改修:対象工事費の3分の2以内・上限100万円/簡易耐震改修は50%以内・上限25万円耐震シェルター・防災ベッド:50%以内・上限20万円★分譲マンションの止水板設置:50%以内・上限50万円。マンションの水害対策に使えます★分譲マンション共用部のLED化:50%以内・上限50万円バリアフリー化改修:20%以内・上限20万円台風対策改修:屋根瓦の緊結やシャッターの設置などに20%以内・上限10万円省エネルギー化改修(断熱):20%以内・上限15万円/長寿命化改修(屋根・外壁塗装)は20%以内・上限5万円★ワークスペース・子育て環境整備:20%以内・上限10万円。在宅勤務用のスペースづくりに使えるのは珍しい設計です★併用のルール:原則1種別のみですが、同居・近居が動機の場合、または木造住宅の耐震改修を選んだ場合は併用できます要件:指定団体の推薦を受けた市内登録施工業者による工事/申請時に工事契約を結んでいないこと/令和9年2月末までに完了報告期間:令和8年4月20日〜令和8年12月末日(予算額に達した時点で終了)対象外:外構工事、太陽光パネルや給湯器などの設備設置、破損部の補修
💧 雨水浸透施設の設置補助(★補助率9割・上限40万円)
雨水浸透施設(浸透ます・トレンチ):標準工事費単価と実額の低い方の10分の9・上限400,000円。補助率9割は非常に高い水準です★注意:既存の建物のみが対象で、新築・増改築に伴うものは対象外です。市内全域が対象で、指定工事店の施工が条件になります雨水貯留槽(雨水タンク):本体購入価格の2分の1・上限25,000円。令和7年4月1日以降に購入・設置したもので、1つの建物につき1基。市税の滞納がないこと★予算に注意:雨水タンクは予算の範囲内で年度途中に終了することがあります
🔨 耐震診断・ブロック塀(★診断の対象が広がりました)
★対象が拡大されました:木造住宅の耐震診断は、令和7年度から平成12年5月以前に建築されたものまで対象になりました(昭和56年6月〜平成12年5月のものは平屋・2階建てに限ります)。多くの自治体が昭和56年5月以前で止まっているなか、能登半島地震を踏まえた拡大です耐震診断の補助:診断費の4分の3以内・上限15万円★先にアドバイザー派遣を:「耐震お助け隊」の派遣を受けていることが条件です。受付は令和8年4月20日〜令和9年1月末ブロック塀の撤去・新設:工事費の3分の2、かつ1mあたり3万円、かつ30万円のうち最も少ない額その対象:避難路(緊急輸送道路または通学路)に面していて、道路面から高さ1.0mを超えるもの。点検シートで不適とされたものが対象で、市内登録施工業者の施工が条件ですブロック塀の診断:診断費の2分の1・上限5万円★分譲マンションの耐震化:促進事業補助金がありますが、金額は本文になくPDFの交付額表にのみ掲載されており確認できませんでした。管理組合が東京都条例第15条の届出を済ませ、総会で決議していることが条件です
🏚 空き家の除却・利活用(★相続した空き家に特化)
未耐震空き家除却支援補助金:除却費の3分の2以内。相続により取得した空き家で、昭和56年5月31日以前の建築、耐震性不足の判定、相続登記が完了していることが条件です★上限が経過年数で変わります:相続発生日から3年経過年度までは100万円、5年経過年度までは50万円ですが、この2つはすでに受付終了。現在受付中なのは10年経過年度までの25万円枠のみです★早く動くほど有利な設計です:経過年数で上限を下げることで早期の除却を促す仕組みになっています。相続したばかりの方は急いでください空き家利活用促進整備補助金:子ども食堂・寄合所・コワーキングなどの地域活性化施設にする場合、全体改修は3分の2以内・上限100万円、スタートアップ整備は3分の2以内・上限25万円★空き家バンクはありません:市には「空き家マッチング支援事業」がありますが、「自らの居住を目的としたものでないこと」と明記されており、住むための空き家探しには使えません。地域のための活動の場に限定されています空き家相談窓口:電話相談が無料です(令和8年8月3日〜令和9年3月31日の試験実施)
☀ 再生可能エネルギー・省エネの補助(★予算上限に到達済み)
★すでに上限に達しています:再生可能エネルギー利用機器等設置費補助制度のページは「【補欠枠受付中】」という表記になっており、すでに予算の上限に到達しています。先着順で補欠者20件を選出する状態です金額(参考):太陽光発電は1kWあたり1万円・上限10万円(特例許可のソーラーカーポート等は3万円/kW・上限15万円)/太陽光と同時に導入するリチウムイオン蓄電池は3万円/太陽熱利用は自然循環式で2分の1・上限5万円、強制循環式・空気集熱式で2分の1・上限10万円/木質ペレットストーブは2分の1・上限10万円★外付け日よけ・日射調整フィルム:対象経費(税抜)の4分の1・各上限25,000円。申請は令和8年11月30日(消印有効)までで、購入・設置は令和8年10月21日までに済ませる必要があります。補助の見込みは24件程度と市が示しています★市に省エネ住宅の補助はありません:新築・改修の省エネ住宅について、市は国の「住宅省エネ2026キャンペーン」や東京都の「東京ゼロエミ住宅」を案内するのみです。EVや給湯器も同様に国・都の制度案内にとどまります
🛁 高齢者の住宅改修給付(費用の9割)
要支援・要介護の方:費用の9割を支給。支給限度基準額は浴槽の取替え379,000円/流し・洗面台の取替え156,000円/便器の洋式化106,000円介護保険が非該当(自立)の方:費用の9割で、支給限度基準額は20万円。高齢者あんしん相談センターの調査を受けます★事前申請が必須:工事の前に申請してください★URLに注意が必要です:この制度のページはアドレスに「/kurashi/」を付けると開けません(八王子市のサイトは同じ記事に2系統のアドレスがあり、記事によってどちらか一方しか存在しません)。検索結果から開けない場合は、市サイトのトップから辿ってください
🏘 家賃の支援は「大家さんへの補助」で成り立っています
★入居者が受け取る制度ではありません:八王子市の家賃低廉化補助制度は、補助金の交付先が賃貸人(大家さん)で、入居者は「市営住宅並みの家賃で入居できる」という形で恩恵を受けます補助の内容:大家さんへの補助は月額上限4万円、補助期間は10年間です★入居者側の動き方:「家賃補助対象住宅」の入居者募集に応募します。民間賃貸(子育て世帯向け)とJKK住宅(高齢者・障害者・子育て世帯向け)があり、随時募集・先着順で所得基準があります専用賃貸住宅の改修補助:2分の1ではなく3分の2以内で1戸200万円(子育て世帯対応に加えて耐震・間取り変更を行えば400万円)ですが、これも賃貸人向けで借主は対象外です★廃止された制度:高齢者住居賃貸代行保証料補助金は令和8年3月31日で廃止されました(都の要配慮者住宅や市の家賃低廉化補助で代替するとされています)
👶 出産・子育ての支援
🍚 学校給食費の無償化は確認できませんでした
★正直にお伝えします:八王子市の公式サイトに、学校給食費の無償化についての制度説明ページが見当たりませんでした。開始時期・対象・市としての表現を示すページが確認できていません確認できたこと:学校給食課の最新のお知らせは「令和8年4月から学校給食費を公会計化しました」という内容で、これは会計処理を私会計から市の会計に移したという話であり、無償化そのものへの言及はありません間接的な情報:市長のコラム(広報はちおうじ)には学校給食費の無償化に「税」が活用されている旨の記載があり、令和6年1月29日には「学校給食費無償化に向けた庁内検討会を設置」というプレスリリースが出ています★このページの判断:無償化が実施されている可能性は高いものの、公式ページで裏付けが取れないため断定を避けます。お子さんの給食費については、必ず市または学校へ直接ご確認ください就学援助:準要保護の認定基準額の例は、親38歳・35歳+子8歳の世帯で持ち家2,662,730円/家賃3万円で3,022,730円/家賃5万円で3,262,730円。子2人(13歳・8歳)なら3,378,240円/3,738,240円/3,978,240円です★就学援助の支給額も確認できませんでした:費目ごとの支給額は本文になくPDFにのみ掲載されています
🏥 子どもの医療費(★通院は1回200円の自己負担)
未就学児(マル乳):6歳になって最初の3月31日まで。所得制限なし・自己負担なしです★小中学生(マル子):15歳到達後最初の3月31日まで。所得制限はありませんが、通院は1回200円の自己負担があります(入院・調剤・訪問看護は全額助成)★高校生等(マル青):18歳到達後最初の3月31日まで(在学の有無は問いません)。令和5年4月に始まりました。所得制限なし・通院は1回200円★23区との違い:23区の多くは通院も自己負担ゼロです。多摩地域では通院200円が一般的で、八王子市も町田市と同じ設計になっていますひとり親家庭(マル親):申請者・扶養義務者が全員非課税なら無料、課税者がいる場合は1割負担(外来は月18,000円・年144,000円、入院は月57,600円の上限あり)令和8年4月から:4制度ともマイナンバーカードによる資格確認(PMH連携)が始まりました
🤱 産後ケア(★減免券で実質0円になるものがあります)
宿泊型:1泊2日6,000円(減免券を使うと1日あたり2,500円が減額されます)★通所型ショート・訪問型は実質0円:通所型ショートは1回1,300円ですが減免券利用後は0円、訪問型も1回1,600円が減免券利用後は0円になります通所型ロング:1回3,000円が減免券利用後500円回数:宿泊は6泊7日、通所と訪問は合わせて計7回まで★多胎児は2人目以降の負担なし:生活保護・非課税世帯は自己負担が免除されますハローベビーサポート(産前・産後サポート):2時間1,000円/3時間1,500円。産前30日前から1歳の誕生日前日まで単胎60時間/多胎120時間で、多胎は2歳・3歳の誕生日前日まで各120時間が追加されます(週2回まで)
🎓 家事・育児支援従事者の資格取得助成(★上限20万円)
金額:対象経費の2分の1・上限200,000円対象:ベビーシッターまたは産後ドゥーラの資格を新規に取得する市内在住の方★条件が特徴的です:3年以上、市の産前・産後サポート事業のヘルパーとして活動することが条件になっています★なぜ珍しいのか:これは「支援を受ける人」ではなく「支援する人」を育てる助成です。資格取得費を市が半分負担するかわりに、市の事業の担い手になってもらうという設計で、全国的にも珍しい制度です期間:令和8年4月1日〜令和9年2月1日(予算に達し次第終了)★働き方を考えている方へ:子育てが一段落して資格を取りたい方、産後ケアの仕事に関心がある方には、実質的な就労支援としても使えます
🍼 保育料の無償化(★市が「東京都の事業」と明記)
★市の原文:「0〜2歳児クラスは令和7年9月から東京都の保育所等利用世帯負担軽減事業により、それぞれ無償化されます」内容:令和7年9月から第1子も無償化され、年齢・人数・所得にかかわらず全児童の保育料が無償になりました3〜5歳児クラス:こちらは国の幼児教育・保育の無償化によるものだと市が書き分けています★給食費は別です:市は「保育料の無償化後も引き続きご負担いただきます」と明記しています。0〜2歳児は主食費が市の負担で無償、副食費は保育料に含まれるため無償ですが、3〜5歳児は主食費が市負担で無償、副食費は保護者負担です★認定こども園・新制度移行幼稚園(1号)は:主食費・副食費とも保護者負担になります認可外保育施設:0〜2歳児クラスの住民税非課税世帯は月42,000円(国の制度)、課税世帯には保育の必要性に関わらず5,000円という市の上乗せがあります学童保育所の保育料:月額7,000円(月の途中なら3,500円)、きょうだい2人目以降は4,500円です
🤰 妊娠・出産の給付(★市独自の不妊治療助成は終了)
妊婦のための支援給付:妊娠時に5万円相当+出生時に胎児の数×5万円相当。現金・電子ギフト・東京都の出産子育て応援ギフトカードから選べます。これは国の制度です初回産科受診料の助成:1回の妊娠につき上限10,000円。住民税非課税世帯・生活保護世帯等が対象で、受診日から1年以内に申請します産婦健康診査:1回上限5,000円を産後2週間頃と1か月頃の計2回まで多胎妊娠の健診支援:15回目以降について1回5,000円×上限5回=最高25,000円★市独自の不妊治療助成は終了しました:特定不妊治療費の助成は令和4年度で終了(保険適用に移行したため)。現在は東京都の先進医療助成・不妊検査等助成を案内するのみです★妊婦の家族への予防接種:妊娠を希望する女性やその同居者、妊婦の同居者は、麻しん・風しんの抗体検査とMRの特別接種が無料です(令和8年6月1日〜令和9年3月31日)
🏥 病児保育・一時預かり
病児・病後児保育室:市内5施設(病児4・病後児1)。利用料金は本文に記載がなく確認できませんでした★ベビーシッターによる病児保育(検証事業):自己負担400円〜/時間(上限あり)。0〜2歳児クラスは56時間、3〜5歳児クラスは28時間(障害児・ひとり親は倍)★期間と定員に注意:令和9年3月31日まで(予定)で、登録できる人数に上限があり途中で登録停止になることがあります。東京都の検証事業を市が活用しているものです小学校就学前の多様な集団活動事業:幼児教育類似施設などの利用に月額2万円(実際の利用料と比べて低い方)妊娠高血圧症候群等の医療費助成:前年の総所得税額30,000円以下の世帯、または入院見込26日以上の場合に自己負担額を助成します。原則として事前申請ですが、退院後3か月以内までさかのぼれます
👂 中等度難聴児への補聴器助成(所得制限が撤廃されました)
金額:購入費と助成基準額の低い方の9割。生活保護・非課税世帯は10割です対象:18歳未満で両耳がおおむね30dB以上、身体障害者手帳に該当しない方★令和6年7月1日から所得制限が撤廃されました:以前は所得によって使えないことがありましたが、現在は撤廃されていますひとり親家庭への支援:高等職業訓練促進給付金・修了支援給付金(給付)、自立支援教育訓練給付金(給付)がありますが、いずれも金額が本文で確認できませんでした★貸付との区別:母子福祉資金・父子福祉資金、ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付(訓練促進資金・住宅支援資金)は貸付で、返済が必要です割引・減免:ひとり親家庭には、ごみ指定収集袋の無料交付、水道・下水道料金の減免、JR通勤定期の3割引証明、都営交通の無料乗車券などもあります
💍 結婚・移住・定住の支援
🎓 定住促進奨学金返還支援事業は新規募集を停止しました
★令和7年度で停止:市は「令和7年度(2025年度)をもって本事業における新規の募集を停止し、定住促進施策の再構築を進める」と発表しています(「補助金制度見直し方針」を踏まえた評価の結果)停止前の内容(参考):返還した奨学金額の2分の1で、上限は就業先が市外なら年8.5万円、市内なら年10万円、最長5年間でしたその要件だったもの:大学等の在学中に本人名義で奨学金の貸与を受けた/30歳以下/令和4年4月以降に卒業/単身世帯として住民登録/5年以上の定住・就業の意思/地域活動の実施など。公務員として就職している場合は対象外でした★すでに認定されている方:交付申請の手続きや現況届のページは残っています。認定済みの方は引き続き利用できます★これから移住を考える方へ:八王子市で移住・定住を後押しする金銭的な制度は、現時点では期待できません。市は施策の再構築中としているため、今後の動きを待つことになります
📚 八王子市奨学金は「給付型」です(★受付は終了)
★返済不要です:市のページに「返済の必要はありません」と明記された給付型の奨学金です金額:月額11,000円を高校等の入学から卒業まで採用人数:一般125名/中途採用5名/特別支援3名所得制限:生活保護基準額の1.5倍以下(2人世帯2,385,680円、3人世帯2,936,330円、4人世帯3,533,310円、5人世帯3,903,740円)。成績は評定平均3.0以上★令和8年度の受付は終了しています:令和8年1月30日をもって受付終了。例年1月が締切なので、来年度に向けて時期を覚えておいてください★受験生チャレンジ支援貸付は東京都の制度:学習塾費用や受験料の無利子貸付で、市社会福祉協議会が窓口です。市の給付型奨学金とは別物です
👂 高齢者の補聴器・スマホ購入補助(各上限3万円)
補聴器購入費助成:上限30,000円(片耳または両耳用1台)。65歳以上で身体障害者手帳(聴力)がなく、両耳40dB以上の方★申請のタイミングと期間:市登録販売店での購入が必須で、申請前に購入したものは対象外です。第1次申請は令和8年8月31日で受付終了し、第2次申請は令和8年10月1日から受付開始の予定(予算上限に達し次第終了)。税込5万円を超える管理医療機器であることも条件です高齢者のスマートフォン購入費補助:上限30,000円。本体と充電器に加えて契約事務手数料・設定料・データ移行・店頭サポートまで対象になりますその対象:令和9年3月31日時点で65歳以上で、スマートフォンを初めて購入する方。受付は令和8年6月1日〜令和9年2月28日(予算到達次第終了)★廃止された制度:家族介護慰労金は令和8年3月31日で廃止されました
⚠️ 移住支援金・結婚新生活支援事業は確認できませんでした(2026年時点)
八王子市の公式サイト内検索で調べたところ、「移住支援金」「移住支援」「地方創生移住支援事業」はいずれも該当ページが0件でした。「移住」で見つかるのはシティプロモーションの移住者インタビュー記事などで、給付制度ではありません。
「結婚新生活」「新婚」も0件で、結婚新生活支援事業も確認できませんでした。★民間のまとめサイトに記載があっても、市公式で裏付けが取れないため採用していません。
★空き家バンクもありません。「八王子市空き家マッチング支援事業」はありますが、「自らの居住を目的としたものでないこと」と明記されており、住むための空き家探しには使えません(地域のための活動の場に限定)。現在の登録数は提供空き家1件・利用希望者2件と市が公表しています。
★中山間地域向けの制度も確認できませんでした。山間部に関わる制度で個人が使えるのは、耕作者向けの農作物獣害防止対策費補助金程度です(前期は受付終了、後期は令和8年10月〜令和9年1月末で予算480,000円)。
★なお市サイトには「補助金制度見直し方針」が複数の補助金ページからリンクされており、今後も縮小・廃止が続く可能性があります(すでに高齢者住居賃貸代行保証料補助金と家族介護慰労金が令和8年3月末で廃止)。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🏡 持ち家のリフォームを考えている方
・居住環境整備補助金の10メニューから選べます(原則1種別)・★同居・近居が動機、または耐震改修を選ぶなら併用可・市内登録施工業者による工事で、契約前に申請・受付は令和8年4月20日〜12月末日(予算到達で終了)
🏚 空き家を相続した方
・★除却補助は経過年数で上限が下がります(現在は25万円枠のみ)・3年枠(100万円)・5年枠(50万円)はすでに受付終了・相続登記の完了と耐震性不足の判定が必要です・★住むための空き家バンクはありません(マッチングは活動の場限定)
👶 産後の家事・育児がきつい世帯
・ハローベビーサポートは2時間1,000円(単胎60時間/多胎120時間)・★産後ケアは減免券で通所ショート・訪問が実質0円・多胎児は2歳・3歳の誕生日前日まで各120時間が追加・★資格を取って支援する側になるなら助成が上限20万円
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
🔗 ①同じ記事にアドレスが2種類あり、片方は開けません
八王子市のサイトは、同じ記事に「/kurashi/life/…」と「/life/…」の2系統のアドレスが並存しており、記事によってどちらか一方しか存在しません。実際に高齢者自立支援住宅改修給付のページは、「/kurashi/」を付けると404になります。検索エンジンの結果から開こうとしてページが見つからない場合でも、制度が無くなったわけではありません。市のサイトのトップページから辿り直してください。
また子育て関連の制度は「八王子市子育て応援サイト」という別のサイトに移っています。市の本体サイトには案内ページだけが残っているので、金額や要件はそちらで確認してください。
💰 ②「もう締め切った」「もう無い」制度が複数あります
八王子市は制度の見直しが進んでおり、次のものはすでに終了・停止しています。
定住促進奨学金返還支援事業=令和7年度で新規募集停止/八王子市奨学金=令和8年1月30日で受付終了/高齢者住居賃貸代行保証料補助金と家族介護慰労金=令和8年3月31日で廃止/市独自の特定不妊治療費助成=令和4年度で終了/住民税非課税世帯等へのエアコン購入費助成=申請受付終了/未耐震空き家除却の100万円枠・50万円枠=受付終了。
★さらに再生可能エネルギーの補助はすでに予算上限に達し、補欠枠(20件)の受付という状態です。市サイトには「補助金制度見直し方針」が各ページからリンクされており、今後も縮小・廃止が続く可能性があります。
📅 ③秋に締切・再開があります
★外付け日よけ・日射調整フィルムの補助は、購入・設置が令和8年10月21日まで、申請が11月30日(消印有効)までです。補助の見込みは24件程度と市が示しているため、早い者勝ちになります。
★高齢者補聴器購入費助成は、第2次申請が令和8年10月1日から始まる予定です(第1次は8月31日で終了)。市登録販売店で買うこと、申請前に購入しないことが条件なので、10月まで購入を待ってください。
そのほか居住環境整備補助金は令和8年12月末日、耐震診断は令和9年1月末、高齢者スマホ補助は令和9年2月28日までですが、いずれも予算到達で早期終了します。
まとめ|八王子市の補助金は「使えるものを知る」ことから
八王子市で最初に見るべきは「居住環境整備補助金」です。バリアフリー・耐震・台風対策・省エネ・長寿命化に加えて、分譲マンションの止水板や共用部のLED化、在宅勤務用のワークスペース設置まで10のメニューが1本にまとまっています。原則1種別しか選べませんが、同居・近居が動機の場合や耐震改修を選んだ場合は併用できます。市内の登録施工業者に頼むこと、契約前に申請することが条件です。
雨水浸透施設の補助率9割・上限40万円、耐震診断の対象を平成12年5月以前まで広げた点など、災害への備えに手厚いのが特徴です。子育てでは産後ケアが減免券で実質0円になるものがあり、多胎児家庭は3歳まで支援が続きます。資格を取って支援する側にまわる人への助成(上限20万円)も、他ではあまり見ない制度です。
一方で注意も必要です。定住促進奨学金の返還支援は令和7年度で新規募集が停止し、市独自の不妊治療助成や家族介護慰労金も終了しました。再生可能エネルギーの補助はすでに予算上限に達しています。移住支援金・結婚新生活支援事業・住むための空き家バンクはいずれもありません。学校給食費の無償化についても市公式サイトに制度ページが見当たらなかったため、お子さんがいる方は市に直接確認してください。