
福生市の支援制度、ざっくり言うと
1歳の誕生日に第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当のギフトが届く「バースデーサポート事業」があります。申請は不要です。
子どもの医療費は高校生年代まで自己負担ゼロ。令和7年10月1日の受診分から、通院1回200円の一部負担金を廃止しました。
小中学校の給食費は全額を市が公費負担。市は「無償化」ではなく「市独自の子育て支援施策として全額の公費負担」と書いています。
認証保育所の助成は0〜2歳で月8万円まで。国の上限42,000円を大きく上回り、対象も住民税課税世帯まで広げています。
一方でがけ・擁壁、止水板、感震ブレーカーの助成は確認できませんでした。空き家バンク・移住支援金・結婚新生活支援事業も見つかりませんでした。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の福生市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、福生市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、福生市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏚️ 木造住宅の耐震診断・耐震改修助成金
耐震診断:費用の3分の2以内・限度額10万円診断の対象:昭和56年5月31日以前に新築された木造2階建て以下の戸建て。延床面積の2分の1以上にご自身が住んでいること。1回限り耐震改修:費用の5分の4以内・限度額115万円改修の対象:診断の評点が1.0未満で、補強後に1.0以上になる工事建て替えの場合:土砂災害特別警戒区域の外であること、省エネ基準に適合することが条件です★申請:事前相談が必須です。予算の上限に達し次第終了します
🧱 ブロック塀等安全対策促進事業助成金
金額:工事費(税抜)の3分の2以内。塀1メートルあたり8万円が限度対象:避難路に面したブロック塀などの除却または建て替え条件:簡易点検シートで不適合の項目があること。市税の滞納がないこと注意:予算の上限に達し次第終了します
🏠 空き家住宅の除却費用の助成
金額:費用(税抜)の2分の1。戸建て30万円/長屋・共同住宅は1棟100万円対象:昭和56年5月31日以前に着工し、おおむね1年以上空き家になっている住宅条件:所有権以外の権利が付いていないこと。事前相談が必須です
🏡 優良住宅取得推進事業(★多摩地域でも数の少ないタイプ)
金額:家屋分の固定資産税・都市計画税に相当する額。年10万円を上限に、最長5年間対象:認定長期優良住宅。延床面積90平方メートル以上(区分所有は専有部分70平方メートル以上)建築時期:令和3年1月2日〜令和8年1月1日に建築されたもの。新築のみ世帯要件:16歳到達年度までのお子さんと同居していること★ポイント:補助金を配るのではなく、税相当額を5年間戻す設計です。子育て世帯が長期優良住宅を建てる前提の制度になっています
🌿 保存樹林地等奨励金・新規生垣設置費用の補助
生垣の条件:道路に接していて樹高1メートル以上かつ延長5メートル以上、5年以上維持すること。新規設置は5メートル以上・10年以上の維持補足:既存の塀の撤去費用も補助の対象になります金額:市ページ本文に金額の記載がなく、確認できませんでした(案内はパンフレットPDFのみ)。担当窓口でご確認ください
🔧 住まいの省エネ・バリアフリー住宅改修等工事費助成事業(★実施主体は商工会)
金額:改修工事費の一部・最高20万円対象工事:太陽光発電、エコジョーズ、高断熱浴槽などの省エネ工事。リフォームに限ります★実施主体:福生市商工会です。市の制度は平成26年度に商工会へ移りました。申込先を間違えないよう注意してください補足:市が直接行う太陽光・蓄電池・エネファーム・V2Hの補助は、市公式サイト上では確認できませんでした
🔐 防犯機器等購入緊急補助金(令和8年度限り)
金額:対象費用の4分の3・1世帯あたり上限15,000円★ポイント:東京都の制度(2分の1・上限1万円)に、市が上乗せしている形です。上乗せを明示している自治体はそう多くありません対象:令和8年4月1日以降に購入・設置したもの。市内に住民登録があり実際に住んでいること。賃貸でも対象回数:令和7年度・令和8年度を通算して1世帯1回まで受付:令和8年5月1日〜令和9年3月15日★注意:「令和9年度の実施予定はありません」と市が明記しています
🏘️ 高齢者居住支援特別給付金(家賃助成)
金額:月額5,000円対象:65歳以上の単身世帯、または60歳以上のみの世帯条件:市内に3年以上住んでいること。家賃が月5,000〜70,000円の民間賃貸であること。収入が生活保護基準の1.5倍以内。市税等の滞納がないこと対象外:公営住宅、JKK、UR、サービス付き高齢者向け住宅は対象外です補足:子育て世帯向けの家賃助成は、市公式サイト上では確認できませんでした
💧 雨水貯留槽・雨水浸透施設の設置助成
雨水貯留槽:本体購入価格(税込)の3分の2以内・限度額5万円★申請:購入および設置の前に申請が必要です。市税を完納していること対象外:売買を目的とした業者の所有物は対象外です雨水浸透施設(浸透ます):同じページで設置費の一部を補助すると案内されていますが、本文に金額の記載がなく確認できませんでした(PDFのみ)
🏚️ 空き家の相談窓口(★空き家バンクはありません)
★重要:市の空き家バンク、空き家の取得・改修に対する補助金は、市公式サイト上で確認できませんでした。あるもの:東京都の空き家ワンストップ相談窓口の案内、民間事業者と連携した「すまいの終活ナビ」、空家等管理活用支援法人の指定、空家等実態調査の結果公表、譲渡所得3,000万円特別控除の確認書交付補足:除却(解体)への補助は上の「空き家住宅の除却費用の助成」があります。取得・活用の側には市独自の補助が見当たりませんでした
✈️ 横田基地の住宅防音工事(★実施主体は国です)
★実施主体:防衛省・北関東防衛局です。市は案内をしているだけで、市の補助金ではありません内容:住宅防音工事対象区域(最終告示日は平成17年10月20日)の中にある住宅について、国が防音工事の助成を行っています金額:市のページに金額の記載はありません。区域の範囲や申請方法は北関東防衛局(企画部 住宅防音課/048-600-1821)へ移転措置事業:航空機騒音が特に著しいとして指定した区域からの移転希望者に、建物移転補償・土地の買入れを行う制度もあります(北関東防衛局 048-600-1818)★家探しの視点:福生市で家を探すときは、この対象区域に入っているかどうかで受けられる支援が変わります。物件の所在地で必ず確認してください
👶 出産・子育ての支援
🎂 バースデーサポート事業(★福生市の目玉)
金額:オンラインギフトで第1子6万円/第2子7万円/第3子以降8万円相当対象:1歳の誕生日を迎えたお子さんを育てている、市内在住の世帯★手続き:申請は不要です。市が対象者を抽出し、アンケートに回答するとポイントが発行されます★ポイント:1歳という一点にこれだけの額を集中させている市は、多摩地域でもほとんどありません
🤰 妊婦のための支援給付・育児ギフト
妊婦のための支援給付:1回目に5万円(妊婦1人あたり)、2回目に5万円(お子さん1人につき)受け取り方:デジタルギフトまたは口座振込条件:令和7年4月1日以降の妊娠届出とあわせて、妊婦給付認定の申請が必要です育児ギフト:妊娠1回あたり1万円相当。妊娠届のときか転入のときに、保健師の面談(プレママ面談)を受けた方が対象実施主体:支援給付は国の制度を市が支給。育児ギフトは市独自です
👶 特定不妊治療費(先進医療)の助成
金額:東京都の助成額を差し引いた額のうち、5万円を上限条件:東京都の先進医療助成の決定を受けていること。都への申請日から継続して市内に住んでいること実施主体:東京都の助成に市が上乗せする形です
🛏️ 産後ケア事業の利用者負担額
ショートステイ(宿泊):1泊6,000円。4泊以内デイサービス(日帰り):1日2,500円。5日以内アウトリーチ(訪問):1日1,500円。5日以内対象:生後6か月の前日まで(訪問型は1歳の誕生日の前日まで)★減免:非課税世帯などは免除。課税世帯でも1回2,500円を上限に5回まで減免されます補足:里帰り先で利用した場合の費用助成もあります
🧹 産前・産後支援ヘルパー事業
対象:母子健康手帳の交付後から、出産後6か月以内(多胎の場合は1年)利用条件:1日4時間以内、1日2回まで利用料:市ページ本文に利用料の記載がなく、確認できませんでした。担当窓口でご確認ください
🏫 保育料(★0〜2歳児クラスも第1子から無償)
0〜2歳児クラス:令和7年9月から第1子も無償化。東京都の独自支援の拡大によるものです3〜5歳児クラス:令和元年10月から無償対象:福生市民に限ります★ポイント:0〜2歳は「第2子から」という自治体が多いなか、第1子から無償になっている点が大きな差です
🏢 認証保育所の利用助成(★国基準を大きく上回る)
3〜5歳:月額77,000円まで無償(国の上限は37,000円)0〜2歳:月額80,000円まで無償(国の上限は42,000円)★対象:0〜2歳は住民税の課税世帯まで対象を拡充しています支払い:市から認証保育所へ直接支払われます★ポイント:認可に入れなかったときの負担が、他市に比べて大きく下がります。認可外を検討する家庭には効きます
🤒 病児保育
利用料:1日1,000円(市民以外は1日2,000円)対象:生後6か月から小学6年生まで施設:病児保育室あんず(しみず小児科・内科クリニック併設)。定員6人、連続5日まで★ポイント:多摩地域では1日2,000円前後の市が多いなか、1,000円は安い部類です
🍱 幼稚園の給食費 負担軽減(★福生市独自)
金額:上限月額5,100円。これを超える分は保護者負担です開始:令和7年9月から手続き:申請は不要。対象は市民のみです補足:国の制度で副食費が免除される方(年収360万円未満相当など)は、主食費を上限まで軽減します★ポイント:保育園だけでなく幼稚園の給食費にも手当てしている市は珍しいです
🎒 私立幼稚園等の園児保護者負担軽減補助金
対象:私立幼稚園、幼稚園類似施設、認定こども園の1号認定。市外の園でも対象です振込:前期分は10月末、後期分は3月末金額:市ページ本文に金額の記載がなく、確認できませんでした。一覧表のPDFが3種類(新制度未移行/移行・認定こども園/幼稚園類似施設)に分かれています。ご自身の園がどれにあたるかを確認したうえで、PDFで金額を見てください
💉 小児インフルエンザ予防接種の費用助成(令和8年度に新設)
HAワクチン(注射):1回2,000円。年2回まで経鼻弱毒生ワクチン:1回4,000円。年1回まで期間:令和8年10月1日〜令和9年1月31日対象:生後6か月から13歳未満。市内の指定医療機関で受けること
🏥 子ども医療費助成(★高校生年代まで自己負担ゼロ)
市ページ原文:「令和7年10月1日受診分より、マル子・マル青の対象者について、通院1回あたり200円(上限額)の一部負担金を廃止します。これにより、高校生年代までの医療費(保険診療分)の自己負担分については、公費による全額補助となります。」マル乳(就学前):自己負担なしマル子(小1〜中3):通院200円を廃止済み。自己負担なしマル青(高校生年代):通院200円を廃止済み。自己負担なしマル親(ひとり親家庭):こちらは一部負担があります。1割負担の方の自己負担上限は、通院が月額18,000円・年間144,000円、入院が月額57,600円★ポイント:稲城市のように小学生以上の通院200円が残る市もあります。福生市は専用の告知ページを作ってまで廃止を知らせているほど力を入れています
🍚 学校給食費(★全額を市が公費負担)
市ページ原文:「物価高騰により経済的負担が増加している状況にあることから、保護者の負担を軽減するため、市独自の子育て支援施策として、学校給食費全額の公費負担を実施します。これに伴い、令和6年4月から当面の間、福生市立小・中学校に通う全児童・生徒の給食費について、保護者負担は生じません。」★表現の注意:市は「無償化」という言葉を使っていません。「全額の公費負担」「保護者負担は生じません」が市の言い回しです★財源:「市独自の子育て支援施策」と明記されています。国や都の補助についての記載はありません開始:令和6年4月から★継続の見通し:「当面の間」という限定表現です。恒久化の明言はありません参考の単価:小学校低学年は月額5,300円、中学年5,600円、高学年5,900円、中学校6,800円。これは本来の徴収額で、保護者からは徴収されません
📝 就学援助・特別支援教育就学奨励制度(令和8年度)
内容:学用品費や修学旅行費などの一部を援助します(費目ごとの単価は市ページ本文には記載がありません)所得の目安:2人世帯で約148万円(持ち家)/約225万円(借家)、3人世帯で約198万円/約282万円、4人世帯で約249万円/約332万円、5人世帯で約293万円/約377万円対象:生活保護を受けている方、令和7年4月1日以降に停止・廃止された方、令和7・8年度の市民税が非課税または減免の方、令和7年中の世帯所得が認定基準額以下の方申請:原則オンライン申請。年度の途中でも随時受け付けています
🎓 福生市入学資金融資制度(★補助金ではなく融資のあっせん)
★注意:これは返す必要のあるお金です。補助金ではありません融資限度額:120万円。償還は4年以内(3か月の据置あり)★市の負担:利子と保証料は市が負担します。実質的に無利子で借りられる仕組みです対象:令和9年4月に高校・大学などへ入学するお子さんの保護者。市内に1年以上居住、令和7年中の総所得750万円以下、市税の滞納がないこと受付:令和8年8月3日から補足:市独自の給付型奨学金は、市公式サイト上で確認できませんでした
❄️ 低所得世帯エアコン設置等緊急支援事業
非課税・均等割のみ課税・児童扶養手当受給世帯:1世帯につき上限10万円生活保護・中国残留邦人等の世帯:本体は上限7万8千円。配送・設置・撤去・リサイクル費は、10万円から本体の実額を引いた範囲で対象:エアコンが1台もない、または故障して動かない世帯★申請:購入前に申請して助成決定を受ける必要があります。職員の訪問調査もあります回数・期限:1世帯1回1台。令和9年3月31日までに設置を完了すること
👂 高齢者補聴器購入費助成
金額:購入費の2分の1・上限4万円対象:市内在住の65歳以上で、住民税非課税の方。障害者総合支援法の支給対象ではないこと聞こえの条件:中等度難聴(両耳の平均が40デシベル以上70デシベル未満)で、医師の意見書を出せること★手順:市の指定する耳鼻科を受診し、認定補聴器専門店で購入することが必須です。先に買ってしまうと対象外になります回数:過去5年以内にこの助成を受けていないこと補足:稲城市ではこの制度が確認できませんでした。市によって有無が分かれる制度です
🪑 高齢者の家具転倒防止装置の設置
金額:無料。1つの家具に1個、1世帯3個以内対象:65歳以上の単身世帯または高齢者のみの世帯で、要介護・要支援・事業対象者の方、または身体障害者手帳・愛の手帳をお持ちの方補足:一般の世帯向けの家具転倒防止器具の助成は、市公式サイト上では確認できませんでした
🚿 自立支援住宅改修給付(高齢者)
手すり・段差解消・床材変更・扉や便器の取替:20万円浴槽の取替・給湯設備の改修:37万9千円流し・洗面台の取替・給湯設備の改修:15万6千円対象:65歳以上で住宅改修が必要と認められる方自己負担:費用の1割(非課税の方・生活保護の方は無料)注意:要介護・要支援の認定を受けている方は、手すりなどについては介護保険が優先されます
🎗️ がん患者のウィッグ等購入費助成・骨髄移植ドナー支援
ウィッグ等:購入実費・上限10,000円(税込)。医療用に限らず対象になりますウィッグの対象:申請日時点で市に住民票があり、がん治療にともなう脱毛・乳房切除などがある方。令和2年4月1日以降の購入。ウィッグで1回、胸部補整具で1回申請できます骨髄移植ドナー支援:ドナーご本人に1日2万円(7日を限度)。勤め先の事業所にも1日1万円(7日を限度)ドナーの条件:平成30年4月1日以降に骨髄・末梢血幹細胞の提供を完了し、完了日に市内在住であること。提供後1年以内に申請
💊 帯状疱疹ワクチンの任意接種費用助成
生ワクチン:1回につき上限4,000円不活化ワクチン:1回につき上限10,000円(2回まで)対象:市内在住の50歳以上65歳未満の方(定期接種の対象者は除きます)期間:令和12年3月31日の接種分まで。申請は接種日から1年以内定期接種のほう:自己負担額は生ワクチン4,500円、不活化11,000円です
🩺 国民健康保険の給付
出産育児一時金:お子さん1人につき50万円(産科医療補償制度に加入していない医療機関での出産は48万8千円)。妊娠85日以上の出産が対象葬祭費:5万円一部負担金の減免:震災・失業・事業の休廃止などで収入が著しく減った場合、6か月の徴収猶予または3か月の減免★注意:人間ドックの助成は、市公式サイト上で確認できませんでした。国保の保健事業は特定健診・特定保健指導・各種がん検診が中心です
💍 結婚・移住・定住の支援
💍 結婚新生活支援事業(★確認できませんでした)
★重要:結婚にともなう新生活の費用を補助する制度は、福生市の公式サイト上で確認できませんでした。あるもの:結婚関連で見つかったのは、金婚のお祝い状の贈呈のみです補足:実施の有無は市の担当窓口にご確認ください
🚚 移住支援金(★確認できませんでした)
★重要:移住支援金にあたる市のページは、公式サイト上で確認できませんでした。背景:国の移住支援金は東京圏の外へ移る方を支援する制度で、福生市は東京圏の側にあたります。同じ多摩地域でも青梅市には市独自の移住支援金(最大100万円)がありますが、あちらは条件不利地域の指定によるものです補足:移住支援金を前提にした資金計画は立てないほうが安全です
🌾 空き家バンク(★ありません)
★重要:市の空き家バンクは、公式サイト上で確認できませんでした。空き家の取得や改修に対する市独自の補助金も見つかりませんでしたあるもの:空き家の除却(解体)には助成があります(戸建て30万円・共同住宅1棟100万円)。使うより、壊すほうを支援する設計です相談先:東京都の空き家ワンストップ相談窓口、民間事業者と連携した「すまいの終活ナビ」が案内されています
📘 住宅施策ハンドブック「Su-Ma-U(すまう)」
内容:福生市の住宅に関する施策をまとめた冊子を市が発行しています使い方:この記事で紹介した住宅系の制度を、市の側から一覧で確認したいときに便利です★ポイント:住宅施策をハンドブックにまとめて出している自治体はそう多くありません。福生市が住宅政策に力を入れている姿勢が見えます
⚠️ 福生市で家を探すときに、必ず確認したいこと
福生市は横田基地に隣接する市です。国が指定した住宅防音工事の対象区域(最終告示日は平成17年10月20日)の中にあるかどうかで、国から受けられる防音工事の助成が変わります。これは市の制度ではなく、防衛省・北関東防衛局が実施している国の制度です。物件を検討するときは、その所在地が対象区域に入るかを必ず確認してください。なお移住支援金・空き家バンク・結婚新生活支援事業は、いずれも市公式サイト上で確認できませんでした。福生市の強みは入居時の一時金ではなく、子育て期のあいだずっと効く支援のほうにあります。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
👶 0〜1歳のお子さんがいる・これから生まれる方
・バースデーサポート事業:1歳の誕生日に第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当。申請不要・妊婦のための支援給付:妊娠時5万円+出産時にお子さんの数×5万円・育児ギフト:プレママ面談を受けると1万円相当・産後ケア:日帰り2,500円、訪問1,500円。課税世帯でも1回2,500円上限で5回まで減免・0〜2歳児クラスの保育料が第1子から無償(令和7年9月から)・認証保育所なら0〜2歳で月8万円まで無償。課税世帯まで対象・不妊治療の先進医療分に、都の助成へ市が5万円まで上乗せ
🏫 保育園・幼稚園・小中学生のお子さんがいる方
・学校給食費は市が全額を公費負担(令和6年4月から当面の間)・幼稚園の給食費も上限月5,100円まで市が軽減(令和7年9月から・申請不要)・医療費は高校生年代まで自己負担ゼロ。通院200円は令和7年10月に廃止済み・病児保育が1日1,000円・小児インフルエンザ予防接種:注射は1回2,000円を年2回まで、経鼻は1回4,000円・就学援助はオンライン申請で、年度途中も随時受付・高校・大学の入学資金は市の融資あっせん(限度120万円・利子と保証料は市負担)
🏠 家を建てる・買う・直す方
・優良住宅取得推進事業:長期優良住宅を新築し16歳までの子と同居なら、税相当額を年10万円まで5年間・木造住宅の耐震改修:費用の5分の4・上限115万円は、多摩地域でも手厚い水準・耐震診断は費用の3分の2・上限10万円。事前相談が必須・ブロック塀の除却・建て替えは1メートルあたり8万円まで・省エネ・バリアフリー改修(最高20万円)は福生市商工会が窓口。市ではありません・雨水貯留槽は本体価格の3分の2・上限5万円。買う前に申請・★物件が横田基地の住宅防音工事対象区域に入るかを必ず確認(国の制度)
🧓 高齢の方・生活が苦しい方
・低所得世帯のエアコン設置:上限10万円。購入前の申請が必要・補聴器の購入助成:2分の1・上限4万円(65歳以上・非課税)。指定耳鼻科の受診と認定専門店での購入が必須・高齢者の家具転倒防止装置は無料で3個まで・自立支援住宅改修給付:手すりなど20万円、浴槽37万9千円、流し・洗面台15万6千円・高齢者居住支援特別給付金:家賃助成として月5,000円(65歳以上単身など・市内3年以上)・帯状疱疹ワクチン:50歳以上65歳未満に、生ワクチン4,000円・不活化10,000円×2回
⛰️ 災害への備えが気になる方
・雨水貯留槽の助成はあります(本体価格の3分の2・上限5万円)・ブロック塀の除却・建て替え助成もあります(1メートル8万円まで)・家具転倒防止装置は高齢者世帯のみ無料。一般世帯向けの助成は確認できませんでした・がけ・擁壁の助成は確認できませんでした・止水板の設置助成も確認できませんでした・感震ブレーカーの設置助成も確認できませんでした・市の防災カテゴリを一通り確認しましたが、個人向けの助成金は上記以外に見当たりませんでした
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「買う前・工事の前」に申請するものが並んでいます
福生市は事前申請の制度が多い市です。耐震診断と空き家除却は事前相談が必須、雨水貯留槽は購入と設置の前に申請、低所得世帯のエアコン助成は購入前に助成決定を受ける必要があり、職員の訪問調査もあります。補聴器の助成にいたっては、市の指定する耳鼻科を受診してから認定補聴器専門店で買う、という順番まで決まっています。先に買ってしまうと対象外です。
🏢 ②「市の制度」と「商工会・国の制度」を混同しない
省エネ・バリアフリーの住宅改修助成(最高20万円)は、平成26年度に市から福生市商工会へ移った事業です。また横田基地の住宅防音工事と移転措置事業は防衛省・北関東防衛局が実施する国の制度で、市は案内をしているだけです。問い合わせ先を間違えると時間を無駄にします。
📅 ③ 年度限りの制度と、期限が区切られた制度を見分ける
防犯機器等購入緊急補助金には「令和9年度の実施予定はありません」と明記があります。給食費の全額公費負担も「令和6年4月から当面の間」という表現で、恒久化は明言されていません。小児インフルエンザの助成は令和8年10月1日〜令和9年1月31日という短い期間限定です。長く続く制度なのか、その年だけの措置なのかを見分けてから判断してください。
まとめ|福生市の補助金は「使えるものを知る」ことから
福生市の支援制度をひとことで言うと、「子育て期に厚く配る市」です。
1歳の誕生日に第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当のバースデーサポート、0〜2歳児クラスの保育料が第1子から無償、認証保育所なら月8万円まで無償、幼稚園の給食費まで月5,100円を市が持つ。そして小中学校の給食費は全額公費負担で、医療費は高校生年代まで自己負担ゼロ。子どもが生まれてから高校を出るまで、切れ目なく支援が続く設計になっています。
住宅では、木造住宅の耐震改修が費用の5分の4・上限115万円と多摩地域でも手厚く、長期優良住宅を建てた子育て世帯には税相当額を5年間戻す優良住宅取得推進事業もあります。住宅施策をハンドブックにまとめて発行しているあたりにも、力の入れ方が表れています。
一方で弱いところもあります。移住支援金・空き家バンク・結婚新生活支援事業はいずれも確認できず、がけ・擁壁、止水板、感震ブレーカーの助成も見つかりませんでした。空き家についても、解体には助成がある一方で、取得や改修を後押しする仕組みは見当たりませんでした。「入るときの一時金」を期待する市ではない、と考えておくのが正確です。
そして福生市を検討するなら、横田基地の住宅防音工事対象区域は避けて通れません。これは市ではなく国(防衛省・北関東防衛局)の制度で、物件がその区域に入るかどうかで受けられる支援が変わります。内見のときに必ず確認しておきたいポイントです。
このページの内容は2026年9月時点のものです。金額や受付状況は年度の途中でも変わります。申請の前には必ず福生市の公式ページか担当窓口で最新の情報を確認してください。