
一言で言うと、
日野市は、エリアによって洪水・内水・液状化のリスクが変わります。
2019年の台風19号では、日野市で避難所17か所を開設し、最大約8,600人が避難しました。多摩川グラウンドの施設も被災し、浅川・多摩川は計画高水位を超える増水となりました。
住む場所を決める前に、台地の上か多摩川ぞいの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
日野市の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。東京湾の津波は防潮堤内で比較的小さいため、荒川・多摩川などの「洪水」を主な水害リスクとして整理しています。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
日野市の地形と成り立ち
日野市は、多摩川と浅川が合流する低地に、市街地の大半が広がります。南部には百草・程久保などの丘陵地があります。
多摩川・浅川ぞいの低地と、南部の丘陵地とで、リスクが変わります。低地は洪水、丘陵地は土砂災害に注意が必要です。
▲ 日野市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
2019年の台風19号では、日野市で避難所17か所を開設し、最大約8,600人が避難しました。多摩川グラウンドの施設も被災し、浅川・多摩川は計画高水位を超える増水となりました。
日野市のハザードマップは、国土交通省の多摩川・浅川洪水浸水想定区域図(想定最大規模:時間最大雨量153mm、総雨量690mm)に基づいています。南部の百草・程久保などの丘陵地には、土砂災害の警戒区域が分布しているとされます。
※参考:日野市 防災ガイドブック(ハザードマップ)。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
日野市のハザードマップの見方
日野市の防災ガイドブックで、多摩川・浅川の洪水想定と、丘陵地の土砂災害警戒区域を確認できます。2019年に実際に大規模な避難が発生した実績があるため、低地の浸水想定は必ず確認したいエリアです。
多摩川・浅川ぞいの低地に住むなら、洪水・内水を、南部の丘陵地に住むなら土砂災害を、番地単位で確かめておきましょう。
浸水のふかさや液状化のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 日野市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:日野市 防災ガイドブック(ハザードマップ)/標高は地理院地図で確認できます。
日野市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、日野市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、川ぞいの低地・埋立地かで、洪水・液状化・内水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化のハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
日野市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は内閣府防災による)
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まとめ|日野市の防災は「自分の番地」で確認する

日野市は、台地か多摩川ぞいの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。